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A loved one

女性同士の恋愛を取り扱う百合小説サイトです。オリジナル小説で主に年上×年下を取り扱っています。無断掲載・無断転載・複製・配布等は禁止です。以上の事を踏まえた上でのご入場宜しくお願い致します。

第2章   諦めきれなくて①  

お久し振りです、颯です。
お前誰だよ笑笑
ってなるくらいにお久し振りです。
……ごめんなさい!!!
まさか私もこんな期間開くとは思っても見ませんでした。
書き溜めは……そんな無いです。
でも、ここで投稿しとかないと多分もう一生投稿できなくなってしまうと直感がそう言うのです!
だから、お恥ずかしながら颯、また連載再開させて頂きます!
ただ、今まで通りの週2投稿などは期待しないでっ!ムリッ!
不定期で気長に待って!
まぁそれもまだ読者がいればの話ですけどね!!
ふふっいいんだ。。。読者がいなくても細々と投稿してやるんだ。。。ふふっ。。。



*****



「お邪魔しまーす」

「タオル持ってくるからちょっと待ってて」

そう言うと椿さんは洗面所へ駆けていく。

まさか、またこの家に上がる事になるなんて思いもしなかった。
変わらない椿さんの匂い。
玄関から微かに見えるダイニングを見るとズキリと胸が痛む。


大丈夫。


いつも通りにやれば大丈夫。
過去は奥底にしまって。

「お待たせ」

パタパタと駆け足でバスタオルを広げながら、ぶわっと私に覆いかぶさるように"抱きついてきた"

「っ!!??」
「……ぎゅーー、なーんて、お風呂沸かしてるから沸いたら入っちゃいな」

タオルのせいで椿さんの顔が見れなかったから一体椿さんが何を考えているのかが分からない。
ただでさえ忘れる事ができないのに、そういうことされるのは本当に困る。
付き合っていた時でさえ抱きついた事ないじゃないか。

しばらくタオルの下で悶々と考えていたがさすがにこれ以上考えていたら怪しまれるので靴を脱いで上がった。
濡れた靴下を脱いでズボンの裾を捲り上げて、わたわたと玄関で1人格闘。

「ふぅ」

一息ついてやっとダイニングに足を踏み入れた。

「……あぁ、服がびしょびしょだから座れないわね……少し早いけどお風呂入って。服とかは貸してあげるから」
「あ、すみません。何から何まで」
「んーん、へーき。お風呂はトイレの向かいだから」

お風呂場に向かうと後から椿さんが来て、スウェットでいい?と聞くから、お泊りみたいだ。なんて男子高校生の思春期みたいな妄想を一瞬で打ち消す。
勿論私はそれに了承すると、椿さんは下着を買ってくると言い家を出た。

……下着!?

え、あ、まぁ替えがないから買うのは当たり前だけど。
それを着て椿さんの前に出るとか少し、いやだいぶ恥ずかしいかも。
どんな下着を着てるとか分かってるんだよ!?

うわぁぁ、なんて半ば自棄に服を脱ぎ、丁寧にたたみ、お風呂場に入り、お湯に流れるように入る。

「冷ぇ」

まだ完全にお湯が沸いてなく冷たい寄りの温い水だった。
そそくさと水から出てシャワーを出して浴びる。

「冷たっ!!!」

なんかもう椿さんの家のお風呂場という事に思考がおかしくなって出したばかりのシャワーは冷たいという事すら忘れていた。

「はぁーーー」

シャーと流れるシャワーを見つめ、お湯になるのを待つ。
10秒ほど経つとようやく浴びれるほどのお湯になり頭から冷えた体にシャワーを浴びる。
流れ作業のようにシャンプー、リンス、ボディーソープを使って体を洗い終わった頃には浴槽に溜まったお湯も十分な熱さになり浸かる。

「ふぃーー」

すると、ちょうどタイミングよく

「ただいまー、下着買ってきたからスウェットの上に置いておくよ」
「あ、ありがとうございます!」

パシャっと姿が見えないにも関わらずつい頭を下げる。
うぉぉぉ、椿さんが買ってきた下着を着るのかぁぁ。

それから暫くして十分温まった体をささっと置いてあったバスタオルで拭き、下着を手に取る。

……THEコンビニの下着
肌色の安物感満載な下着。

こんな下着だったら恥ずかしいもへったくれもないな、と気付きそそくさと着替えダイニングに戻った。

「すみません、お風呂頂きました」

ダイニングに行くと椿さんはソファに座りテレビを見ていた。
私の声に振り向くと、なぜか暫く硬直する。

「えっと、椿さん?」

近づき手を顔の前で振る。

「あ、あぁ、洋服は今洗濯して乾かしてるから明日になったら乾いてるわ」

ハッとした椿さんは誤魔化すように座り直しテレビに視線を向ける……って、

「泊まりですか!?」

いきなりの私の大声にビクッと肩を揺らす椿さん。

「え?当たり前でしょう!?こんな大雨の中帰らせないわよ!」

私の大声に感化されたのか椿さんも珍しく大声で言い返す。



泊まり……まじか。
え、
え、
まじか。
うわぁー
まじか。
え、まじかしか言えない。



「まじか」



ついに言葉にも発してしまう。

「…….嫌だった?」
「まさか!逆にいいんですか!?」

そのボソッと言った言葉が聞こえてしまったのか椿さんが悲しそうな顔で聞いてくる。
あぁ、そんな顔しないでくださいよ……愛おしいと思ってしまうじゃないか。
付き合ってた時でさえそんな顔、見たことないのに……


今日の椿さん一体どうしたんだ。
私の返事を聞いた椿さんはあからさまにホッとしたような顔で、

「勿論」

そう言ってポンポンと、ソファを勧めてきた。

「失礼します」
「久しぶりだからお話しましょ」

その言葉にクスッと笑ってしまったのは仕方がない。
なんですか、お話しましょって。
話しようで始まる話とか聞いたことない。

「なんで笑うのー」

そう言いながら少し頬を赤らめた椿さんはやっぱり可愛いなと思ってしまって、

「お話しますよ」

椿さんの言う通りの事をしてしまうのだ。

「最近のことなんですけど、ぶっちゃけちゃうと私彼女できましたっ」
テヘペロ的な感じで冗談っぽく暴露する。
一瞬、椿さんの表情が固まった気がするが私が見たのはいつも通りの表情だった。

「へぇー!やっぱ楓モテるねぇ」

ういうい、と肘で脇腹を小突かれる。

「身長も伸びたし、髪の毛も短くなったからだいぶ男前になったねー。まぁ顔は変わらず可愛いけど」



……。
…………。
………………。
ああぁぁぁぁぁぁもう!!
なんでそんなことさらっと言うかなぁ!
危ないだろ!
私の顔とか下の下並にブサイクだから!!


「前に言ってた大学デビューですぜ」

それを言った時にはもうすでに遅くて、
この会話をしていた日に別れたんだなって、気が付いて、
空気が一瞬凍る。

「え、と、それで?彼女さんの話聞かせて?」

「え、あ、あぁ、草川さんって言うんですけど、あ、年上で3年生です。この人がもう超お人好しで、THEクール!って感じなのに優しさの塊で会ってまだ1ヶ月くらいなんですけど、心配してくれたり、私の為に怒ってくれたりして、本当に草川さんに出会えてよかったって心の底から思えるくらい良い人なんで———」

ふと、椿さんの方を見ると、
椿さんは———






涙を流していた。






「ぇ、つば、きさん?」

私が呼びかけると椿さんは涙に気がついていないのか、

「え?どうしたの?」

と、涙を流したまま首をかしげる。
その、余りにも痛々しい姿に、つい手が伸びて頬に落ちかけていた涙を拭いながら声を掛ける。


「———大丈夫ですか?」


その言葉を聞いて、椿さんはくしゃっと顔を歪め、私に抱きつくように






















"キスをした"




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category:  第2章諦めきれなくて

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コメント

心待ちにしてました

気づくのが遅れちゃいましたが、連載再開されたんですね。また物語が読めて嬉しいです。

再会(再開)の1話目からハグしたりキスしたりと椿さんが可愛すぎて、驚きの展開でによによが止まりません。

最近は寒くなりましたので体調を崩さないように気をつけてくださいね!
あい #- URL [2016/11/13 22:14] edit

Re: 心待ちにしてました

お久しぶりです、コメントありがとうございます!
まだ読んでいてくれてるだなんて感動で前が見えません。

私もニヨニヨしながら書いてました。

これからは月1投稿くらいになってしまうのですが気長に、よろしくお願いします!
颯 #- URL [2016/12/04 22:57] edit

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