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A loved one

女性同士の恋愛を取り扱う百合小説サイトです。オリジナル小説で主に年上×年下を取り扱っています。無断掲載・無断転載・複製・配布等は禁止です。以上の事を踏まえた上でのご入場宜しくお願い致します。

第17章 温もり⑤ 



椿さんが近づいているのを感じる。


椿さんの、吐息が、かかるーーー








そっと、


一瞬、柔らかい感触が、











額に、した。



「ぇーーー?」









「ふふ、まだ……早いわ」


そう、椿さんは笑って、右手を首に当て誤魔化す様に左手でポンポンと頭を撫でる。









はや、い、?


付き合って、数週間は、早いのだろうか?




分からない。



知識がなさ過ぎて、分からない。



今すぐにでも携帯でググりたい。






椿さんは立ち上がってコーヒーのおかわりを入れにキッチンへと消えるーーー



***



「ねぇ、付き合ってからどの位でキスした?」


次の日、私は恋愛経験豊富の朱莉に尋ねる。

案の定ーー


「え!?でんでんがそんなこと聞くなんて!彼氏できたの!?!?」


こうきた。
面倒臭い。実に面倒臭い。
質問に答えてくれるだけでいいんだよ!!

実際にはそんなことは一文字も言えず、

「まぁまぁ、気にすることじゃない。で、キスってどのくらいでした?」

「えーー、超気になるんだけどー。んーあたしは付き合う前」

そう朱莉は笑いながら暴露した。


ふーん、付き合う前……付き合う前ってことは……


「えぇ!?付き合う前!?え!?おかしくない!?」

「キスされてから付き合おうって言われたんだもん」

な、なんて彼氏だ……それ両思い確定しないと絶対出来ない……


「え、てかやっぱりじゃあ付き合ってから数週間って遅いくらい!?」

「えー!やっぱりでんでん彼氏できたのー!?えー!誰々!」


うるせぇし彼氏じゃねぇし言わねぇし。


「うん、まぁそう言うことにしておいて。で、どうなの?」

「うふふーあのでんでんがー。……んと、数週間は……遅いね。あたし的には1週間位が丁度いいんじゃない?」


いっ1週間が丁度いい!?

びっビッチかこいつは。
恋愛経験がない私には1週間は早い。
数週間くらいが丁度いいんじゃないかと思っていた。




つまり今。




しかし、椿さんは数週間ですら早い、と。

ならば数ヶ月か?
社会人になるとタイミングというのはだんだんと遅くなるのだろうか。


わかんねぇ……数週間って遅いのか?早いのか?

朱莉の恋愛経験談では話にならない。

ここはやっぱりーーー






ぽつりだな。



……え?優輝?

まさか。

あいつに恋愛経験なんてあってたまるか。
あってもあいつには絶対聞かないぞ。

「え?キスもしたことないの?」って馬鹿にしてる顔しか浮かばないからな。





@楓
集合









カンロ飴さん、ソラさん、レーダーくんさんが「集合」をRT・お気に入りしました。

@レーダーくん
はい

@カンロ飴
おう

@ソラ
はい

@楓
ほい

@カンロ飴
どした

@レーダーくん
俺いる?

@楓
付き合ってどのくらいでキスってするものなの?

@カンロ飴
これまた唐突だな、、、

@ソラ
人それぞれだと僕は思うよ

@レーダーくん
1日

@楓
数週間って早い?

@ソラ
うーん。早いか遅いかって言ったら遅いんじゃないかな……

@カンロ飴
俺は初デートの時だったから案外早めだったな

@レーダーくん
俺は火星に行った時だったから思ってたよりかは遅かった

@楓
やっぱそうだよなぁ

@楓
んー、ごめんありがとう。それだけなんだw授業始まるから落ちるね

@カンロ飴
、、、なんなんだ。

@ソラ
青春してるねぇ

@レーダーくん
あ、俺いらなかったやつだ。









やはり、数週間は遅いのだっ!!

……いや、そもそも椿さんは元から私なんかとキスなんてしたくなくて、それっぽい雰囲気になったから仕方なくあんな事をした、とか?




あり得る。

あり得てしまった。




あぁ、やはり私なんかとでは椿さんは釣り合わないのだ。


でも、もう今更引けない。


椿さんにはうんざりされる程気持ちを確認した。



これ以上聞くことは出来ない。



だからと言って、椿さんのためを思って別れる、なんてそんな勇気はない。










私は、自分が傷付きたくないばかりに、他人を思って行動することができない。


所詮、私の気持ちはそんなものなのかもしれない。




傷付きたくなくて、傷付けたくなくて、




その2つの考えに挟まれ私は身動きが取れなくなった。






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category:  第17章温もり

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