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A loved one

女性同士の恋愛を取り扱う百合小説サイトです。オリジナル小説で主に年上×年下を取り扱っています。無断掲載・無断転載・複製・配布等は禁止です。以上の事を踏まえた上でのご入場宜しくお願い致します。

第12章 前より……⑤ 

こんにちは、颯です。天変地異が起きました。

わざわざ何ぞ、と思う方いるかもしれませんが少し話を聞いてくだせぇ。

今回、私は遂に、二次創作を取り込んでしまいました。

分からない人でも問題なく読めます。

ただ知っていたら、「こいつぁ!?」となるだけです。

「お前に二次創作似合わねぇよwwww」「オリジナルに二次創作を入れるとか二次創作を侮辱してるのか!!」との感想、クレームお待ちしてまっす。

いつかそれでスピンオフ書いてみたいな、とは思ってますがね!




*****


ニマニマ。
ニタァ~。

携帯からぶら下がるクマのキーホルダーを見てはニマニマ。
チリんと鳴らしてはニマニーーー




「小腹が空かない?」




ふっと前を歩いていた椿さんが振り向く。



ズバッァシャァァァ!!!!!!



持ち上げていた携帯をコートのポケットに素早く入れる簡単な作業。
それが最高速で行われると、他にも無駄なことをしているのではと疑うほどの効果音が付く。


「ん?」
「いや!そっすね!なんか食べましょうか!」
「さっき何してーー」
「アイスだ!アイス食べましょう!」
「え、寒くない?」
「何言ってるんですか!寒い時に食べるからこそ美味しいんですよ!椿さんは席確保しといてください!」


スタコラとアイスを買うところの列へ並ぶ。

「はぁーーーー」

盛大なため息。

幸せが逃げちゃう?
はっ、ため息如きで逃げるような幸せ、私はいらない。(キリッ

順番が来て注文をして、アイスを2つ受け取る。

椿さんは何処にいるかなっと。


椿さんを探すために見回した私の視界には男性が2人、とその奥に2人の女性。
1人は赤いふわっとした癖っ毛の髪でつり目で紫の瞳に怯えを浮かべ、もう1人は黒髪ツインテールで赤髪の子を守るように立ち上がって燃えるような赤い瞳をキッと男性たちに向け、後ろの子を守るという形だった。


まぁ、長く説明をしてましたが、いわゆるナンパと言うやつですよね。
しかも女性達は怯えてるだけじゃなくて立ち向かってる。このナンパは失敗かな。と、思った矢先。

男性が手を動かし肩を抱こうとしてるではないか!!!!
流石にまずいと私は動く。

「すみません店員さん。アイスもう1つください」

2つのアイスを器用に片手で持ちポケットから小銭を出す。


「え、あ、はい。お気をつけてお持ちください」
「お釣りでこの方の会計お願いします、すみません」


流石に並んでいてやっと買えるところだったのに横から取る行為は失礼だ。
多めに出した小銭で後ろに並んでいた人のアイスを買ってあげる。太っ腹だな。


返事を聞く前に3つのアイスを持ち小走りに駆け出す。



既に男性2人の手は黒髪の子の手首を掴み赤髪の子の二の腕を掴んでいた。

「離して!!」
「ちょっとあんた!まーー」




「ごめーん!遅れた遅れた!はいアイス、さっ行こ行こ」




もみ合ってる中無遠慮に突っ込んで2人にアイスを持たせる。そして颯爽と去ろうとしたところ、


「おい待てよ兄ちゃん」


ガシッと肩を掴まれる。
兄ちゃん……まぁ今私服だし、間違えられてもいいもんね!
でも一応髪の毛ちょぴっとだけど結んでるもんね!

私は一呼吸置いてくるっと振り返る。

「ごめんね!お兄さんたちのアイスは買ってないんだ!あそこで売ってるから、じゃ、バイバイ!」

再び前を向き2人の背中を押す。



ナンパは諦めたのかもう後ろから声をかけられる事はなく、少し離れたところで立ち止まる。

「災難でしたねーあ、アイス食べちゃっていいですよ!寒い日のアイスは最高ですから!それじゃ!」

2人の向こう側に椿さんが見えた私はお礼とか、そんなものは忘れてしまって早々に立ち去ろうとした。



「えっ、ちょっと待ちなさいよ!」



そんな私の背中に声がかかる。

「なんで助けて貰ったのにアイスを貰うことになってんのよ」

黒髪の子はなんかわからないけど上から目線で話してくる。


「え、あーもしかしたら自分たちで切り抜けられたのに余計なお節介したかなーってきな謝罪の気持ち?」
「ナニソレ、イミワカンナイ!」
「意味わかんないって言われてもー……」


別にそれ以外の意味はない。


あそこで私が助けなくても切り抜けられたのなら、無駄な恩を借りることも貸すこともなかった。
私が勝手にやった事だから恩を感じる必要はない。
しかし、私は余計に人の気持ちを考えてしまう。



もし助けても、
別に私達でも解決できた問題だった。
と言う人だったら?
もし助けても、
別にあのままナンパされても良かった。
と言う人だったら?
もし助けても、
余計なお節介しないで。
と言う人だったら?



その時のための謝罪の気持ちが必要だろう。アイスだけど。


ムムム、と悩んでいると、

「楓どうしたの?」

後ろからしびれを切らしたのか椿さんの声がかかる。

「あーえっと……可愛い子たちに逆ナンされました!」
「ゔぇえ!」
「ちょ!あんた!」
「……嘘です。なんでもないですね、行きましょー、あ、アイスです」

椿さんにアイスを渡しベンチに向かう。


「ねぇ!あんた!」


2度目の引き止めに再び振り向く。

「そ、その、ありがとう、ございました…………アイス」

何故かわからないけど照れてお礼を言ってるのが可愛くて笑ってしまう。

そこでふと目に入る、2つのリング。







黒髪の子と赤髪の子の右薬指にはまってるペアリング。







もしかしてーーー



「やっぱアイス1つ返して!2人で1個ね!」


気が変わったと、嘘をつき黒髪の子の手からアイスを1つ掻っさらう。

「え、ちょっ!」
「ふふん、じゃーね」

ペロリと一口。
バニラの香りが口に広がり濃厚なミルクが舌の上で溶ける。

いきなりの私の行動にポカンとするしかない2人を置いて、先に行ってベンチに座ってる椿さんの元へ向かった。






いいツンデレを見た!!!!

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category:  第12章前より

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