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A loved one

女性同士の恋愛を取り扱う百合小説サイトです。オリジナル小説で主に年上×年下を取り扱っています。無断掲載・無断転載・複製・配布等は禁止です。以上の事を踏まえた上でのご入場宜しくお願い致します。

第6章 巡らせろ① 

 割り当てられた部屋の壁に寄りかかりながら優輝に言われたことを考える。
いや、まぁ優輝と同じ部屋だから意味を聞き出せるのだが1人チェスやってて話しかけるなオーラが……おっさんかよ。

 とりあえず謝る理由は……まぁアドレス教えなかったり、途端に居なくなったりしたから当然、なのかな?
でも、彼氏がいるか聞くのは野暮ってもんじゃないかな。
だっているじゃんか。

「でんでんお風呂いこー」
「おー」

でも、それをわざわざ確認するってことはもしかしたら違うのか?
いやでも、休日に私服で2人でカフェなんてデート以外に無いでしょ。
しかも、朝だって一緒に来て楽しそうに話してたし。

「やべ、バスタオル忘れた、ちょっと先行ってて」
「わかったー」

 今来た道を引き返して部屋へ続く階段を昇る。
折り返し地点に来た時反対側から来た人とぶつかりそうになった。

「わっすっすみません」
「いえ、こちらこそ」

ふわっと舞い上がった相手の長い髪が顔にかかる。
ふと、嗅いだことのある香水の匂いが鼻をつく。
あ、れ――?

「かえ――「かーーーーーえーーーーーでーーーーー!!!!!」

 振り返ろうとしたが目の前からの重みに意識が反れ、脳が勝手に一瞬の声を聞こえてないように塗り替えられた。

「なになに?あたしのこと迎えに来てくれたの?そうだよね?わー楓やーさーじょー!」

耳元でビックボイスで喋らないでくれ。
死んでまう。
 前からの重みは綾香が飛びついてきた衝撃だった。

 そこで、カツカツと足音が遠ざかった。
あ、そういえば……まぁ謝ったからいいか。

「いや、バスタオル取りに戻っただけだし」
「えーそうなの?じゃああたしも行ってあげる!」
「遠慮するよ」
「もーそうやってツンツンしないの!」

 拒否権は無いのですか。
もう勝手にしてくれ。
……あぁ、またそうやって、なぜすぐ腕を組む?
バスタオル取りに帰るだけだよね?
なにこのスキンシップ。

「なに?楓たちお風呂行くの?あたしも行く」

 部屋に戻ると綾香の部屋の子がお風呂に便乗してきた。
なんだか桃太郎みたいだ。
進むにつれて仲間がどんどん増えていく。
まぁ、鬼とかいないけど。

あれー?なんか私大事なことを考えなくちゃいけなかった気がするんだが。

 お風呂場に着き服を脱ぎ始める。
よくさ、女同士でも裸見られるの恥ずかしがる人いるよね。
勿論、私はそんな女々しいことはしない。ただね、

「わー楓って意外と大きいんだねー!」
「えーめっちゃ以外―!」



そんなにジロジロ見られて何も思わない訳ないでしょ!!!
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category:  第6章巡らせろ

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