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A loved one

女性同士の恋愛を取り扱う百合小説サイトです。オリジナル小説で主に年上×年下を取り扱っています。無断掲載・無断転載・複製・配布等は禁止です。以上の事を踏まえた上でのご入場宜しくお願い致します。

第5章 延びるが来る④ 

 その日はもうバスに乗りホテルへと着いた。

「ねぇ、楓ちょっと来て」

優輝に呼ばれる。
ほう、優輝が呼ぶなんてまた珍しいことがあるもんだな、修学旅行マジックか?

優輝に誘われるがままについていく。
ホテルホールの端。
しかも真ん中の柱が丁度隠してくれるという最高の密談スポットだ。

 優輝は私の肩に手を回し顔を近づけ内緒話をするように小さな声で話しだした。





「で?悩みがあるなら言いな?」





……やべっうるっと来た。
なんなんだこいつは。
うぜぇことしかしないと思ったらこんな優しいとか反則だろ。
こいつ絶対モテんぞ、女に。
女子高とか行ったら危ないぞこいつ。

「いや別に悩みとか……」
「あるでしょ?」

 私は学校で人に甘えるようなキャラじゃないから、つい甘えることを知らない私は優輝の優しさを拒絶してしまう。
しかしその性格を分かっているのか優輝は無理矢理私に甘えさせようとする。



私が、こんな友達を持ってしまってもいいのだろうか。
こんな素晴らしい友達が私の近くにいてもいいのだろうか。
自分を自虐することしか出来ない私はそんなことばかり考える。
しかし、目の前の友達はそんなことどうでもいいと言っているかのように私の友達であり続けてくれている。



 私は優輝の優しい瞳に押されぽつりぽつりと楠見さんのことを話しだした。
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category:  第5章延びるが来る

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