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A loved one

女性同士の恋愛を取り扱う百合小説サイトです。オリジナル小説で主に年上×年下を取り扱っています。無断掲載・無断転載・複製・配布等は禁止です。以上の事を踏まえた上でのご入場宜しくお願い致します。

第5章 延びるが来る① 


「っっっっついたどーーー!!!」



 東京より少し澄んだ空気の寒空の下、精一杯に叫ぶ。
いろんな悩みを一緒に吹きとばして。
この5日間は頭なんか使わずにヘラヘラと過ごしたい。

「でんでんテンション高めー」

私の横に朱莉が並び、同じように叫んだ。

「そりゃーそうだよーなんたって



修学旅行



だからねー」

 今、私たちは修学旅行――長崎にいる。
東京から約2時間ほどの飛行機に乗ってちゃんぽん、カステラの地、この長崎に降り立った。


 結局私は楠見さんから逃げた。
実際に再び目の前に事実を突き付けられると私の心はズタボロにされた。
決意、そんなもんすぐに取り外しができるただの飾りにすぎなかった。


 私たちは添乗員さん(と聞くと胸がズキンと痛む)の案内に従って各クラスのバスに乗り込んだ。
そういえば、楠見さんの同僚も来てるかもしれないんだ、同僚でよかった。

「かーえーでー」

 そう呼ばれ振り返ろうとしたら腕を組まれていた。
顔を見るとにこーっと笑顔が眩しくマッシュに近い髪形の高野 綾香がいた。

「んー?」
「呼んでみただけー」

 なにがしたいんだ……呼んでみただけなのに何故まだ腕を組み続けるか、しかも通路を挟んだ反対側に座ってるからその体勢辛くね?リヴ○イ兵長並みだぜ?

 バスが出発してしばらくたったから皆既に夢の中。
私は寝る気にならなかったから音楽を聞こうとイヤホンをバッグから取り出すと

「ねーかーえーでー音楽聴かないでーつまんないー」

どうやら綾香の隣も寝ているようだ。
いや、だからって私を巻き添えにしないでくれ、ズタボロの心を癒してくれると言うなら別だが、っとそんなことは言う訳ない

「えー、じゃー何するの?」
「んー、あたしとお話」
「わーそれは凄い名案」
「でしょー?あたし天才」

……お話終了カンカンカンカーン
まず、私とお話で花が咲くと思うか?
私はお喋りでもなければ、聞き上手でもないんだよ。

「ねーかーえーでー」
「なにさ」

さっきからそれしか言ってないよ?









「何か悩んでるー?」









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category:  第5章延びるが来る

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